ぎっくり腰
ぎっくり腰とは

ぎっくり腰いわば急激に起こる腰痛の総称で、別名「急性腰痛症」と言います。「顔を洗おうと中腰になったらギクッときた」「重いものを持った瞬間に痛みが走った」などよく耳にします。また、中は咳をしただけでひどいぎっくり腰になった方もいらっしゃいます。日常生活の何げない動作で痛みが出てしまう人が多いようです。急性腰痛症とも言います。脊柱や骨盤の筋肉、筋膜、じん帯、軟骨が損傷している状態のことを言います。原因は椎間関節のねんざをはじめ、さまざまですが、ぎっくり腰は椅子に座りっぱなしの環境の人が多くかかるというデータがあります。 座りっぱなしの姿勢を続けると、体重が腰にかかってしまい、血液の循環が悪くなるので、腰に負担がかかりやすいのです。ぎっくり腰の原因として、重い物を持ち上げる、腰を捻る等の動作により生じることも多いのですが、運動不足で筋力が弱ってきたり、重労働で筋肉が疲労していたり、デスクワーク等で、長時間いすに座りっ放しなどの悪い姿勢を続けることなどが原因で発症することもよくあります。このように、筋肉等の疲労が重なることで生じる場合もよく見られます。また、朝起きるとまったく動けないというような発症のしかたもあります。
①腰の酷使による筋肉疲労
筋肉は、疲労によって硬くなり、そして硬化することで柔軟性を失い血流が悪化します。スポーツや重労働などで激しい運動を繰り返すことによって筋肉に疲労が蓄積し、ある時に限界を迎え腰痛を引き起こすのです。
②腰への急激な過負荷
事故などで腰に衝撃が加わったり、急激に体勢を切り替えた際の過負荷が原因となることもあります。例えば、くしゃみもその一例です。くしゃみをした際に腹筋に力が入ることでその腹圧が腰に衝撃を与え、そしてそのまま勢いに任せて急な前かがみの姿勢になる、という一連の動作が腰に大きなストレスを与えるのです。
③悪い姿勢をする癖
姿勢と腰痛には、強い因果関係があります。腰に負担をかけるような姿勢を長時間続けたり、普段から悪い姿勢をする癖があれば、やはりぎっくり腰を引き起こしてしまう可能性は高くなります。
ぎっくり腰で通院される方は多く、3回程度で完治するような方もいらっしゃいます。お辛い腰の痛みに当院の鍼灸治療を受けてみませんか?