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緊張型頭痛

緊張性頭痛とは

緊張型頭痛

緊張型頭痛とは、日本人に最も多い慢性頭痛です。頭痛を感じている人の約60%が緊張型頭痛だと言われています。また片頭痛が若い人、特に女性に多いのに対して、緊張型頭痛は中高年に多く発症し、男性にも多くみられます。緊張性頭痛は頭の片頭痛ほど痛みはひどくなく、吐き気があっても吐くほどではありません。片頭痛は体を動かすとひどくなりますが、緊張型頭痛は体を動かしたほうが気がまぎれて痛みを忘れることもあります。慢性的に毎日1日中痛みが続く場合もあります。精神的ストレスや疲れで痛みが起こる場合もあります。ほかに伴う症状として、目の疲れ、耳なり、めまい、肩こり、疲れやすさなどがあります。

緊張型頭痛の特徴
締めつけられるように痛む
両側か頭全体に、ギューっと締め付けられるような痛みや、頭全体に鉛が入った重く圧迫されるような痛み、後頭部が圧迫されるような痛みといった頭重感、圧迫感、締め付け感があります。

毎日のように起こる
頭痛が、毎日のように起こります。一日中痛みが続くこともありますが、30分~数時間で、治まる場合もあります。また、午後になると、痛みが強まってくるのが特徴です。

肩や首筋のこりを伴う
緊張型頭痛では、頭痛に伴い、肩や首、後頭部のこり、背中こりや痛み、肩が重くてだるさが見られます。そのほか、ふらつきやめまいを伴うこともよくあります。

動かすと楽になることもある
頭痛の最中に体を動かしても、頭痛が悪化することはありません。むしろ、体操やマッサージをすることで、頭痛が楽になることもあります。また、片頭痛と異なり、光や音を敏感に感じたり、それらの刺激によって、痛み、だるさがひどくなることはありません。 

頭痛の原因
緊張型頭痛は、精神的なストレスや身体的ストレスが原因で引き起こされます。
①身体的ストレス:
筋肉の緊張型:頭や首の後ろの筋肉の緊張が原因です。不自然な姿勢を保ち続けていると、一部の筋肉が緊張したままの状態になります。肩こりを伴うことが多く、デスクワークやOA作業で長時間、うつむき加減で不自然な姿勢を続けたりすることが原因となります。さらに、この状態が毎日のように続き、身体的ストレスとして蓄積されると、その影響が脳にも及んで、緊張型頭痛が起こってきます。
②精神的なストレス:
精神的なストレスの原因はさまざまですが、その代表的なものとして、職場の人間関係や家庭内での問題などがあげられます。職場での人間関係のもつれや、両親の世話、子供の進学といった家庭内の問題が、精神的なストレスとして、知らず知らずのうちに蓄積されて、緊張型頭痛を引き起こします。

当院は緊張性頭痛の鍼灸を施術しています。緊張性頭痛の主な原因は精神的なストレスと身体的ストレスによるものです。鍼灸はストレス解消するツボを中心に施術し、心身のリラクゼーションができます。緊張した頭のまわりの筋肉や、頚、肩のまわりの筋肉を鍼灸でほぐして、頭痛の症状を緩和することができ、継続的に治療することで予防効果もあります。長期間の薬の服用で、薬が効かなくなった頑固な慢性化した頭痛でも鍼灸治療の効果が見られます。

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