top of page

肩こり

肩こりとは

肩こり

肩こりは鍼灸適応症の中で多く見られる疾患の一つです。どこの鍼灸院でも肩こりの患者様が割と多いではないかと思います。当院の鍼灸施術は日常的な身体的、心理的疲労に起因する肩こりです。首の後ろから肩にかけて緊張し硬くなっている筋肉が第一の治療箇所となります。慢性的な肩こりはお灸で温めて、頑固な肩こりは、電気鍼も行います。なぜ肩が凝るのか。原因はさまざまですが、最も多いのが肩周辺の筋肉の使いすぎによる疲労や、筋力の低下によるものです。コンピュータの作業などで長時間、同じ姿勢をしていると、首筋から肩、背中にかけての筋肉を使い続け、疲労物質がたまって肩こりを誘発します。こうした状態にストレスが加わると、一層ひどい肩こりを招きます。肩こりは大抵は不良姿勢による背筋の疲労によることが多いのですが、他の原因としては頚椎疾患、耳鼻科、眼科、内臓疾患、さらに自律神経失調症などからも起こります。
病院での肩こり治療は、投薬としては消炎鎮痛剤・筋弛緩剤・鎮静剤・抗うつ剤・ビタミン剤等、外用薬としては塗り薬・はり薬・湿布薬等が用いられます。また、頚の牽引法・電気的な温熱療法等の理学的療法も行なわれます。大抵の肩こりは、冷湿布や軽いマッサージ、肩を回すなど体操をすればほとんど解消されます。激しい痛みがでる肩こりは電動マッサージ椅子や強い揉みは逆効果です。慢性肩こりは、肩の周り筋肉をカイロなどで暖めたり、体操をしたりするのが効果的です。二週間以上経っても症状が改善しない場合は、専門のところで治療した方がいいと思います。対策はいろんなことが言われていますが、結局のところは生活習慣に原因があると思って、毎日の生活の仕方を変えるくらいの心掛けで取り組まなければならないと言えます。

bottom of page