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腱鞘炎
腱鞘炎とは

腱鞘炎は手の使い過ぎにより、手の一部分または複数箇所に痛みや運動制限の出る症状のことを言います。多くが過度使用によるもので、パソコン作業や手先の細かい機械的反復作業を行う人などによく見られる疾患です。直接命にかかわるものではないので軽視される事もありますが、場合によっては大変な痛みのため日常生活に支障が出ます。腱鞘炎に対して西洋医学では保存療法を中心に、湿布だけか安静にして手を使わないことを第一とします。症状が改善されない場合は腱鞘内ステロイド注射を打ったり、さらにひどい場合は腱鞘切開手術が行われます鍼灸治療の第一の目的は、局所の炎症を抑えることです。まず炎症を鎮め、痛みをとり、循環改善をはかるための治療が行われます。鍼特有の鎮痛作用を活かして痛みを柔らげることにより、症状が改善されたり、完治に向かっていく事が多いです。慢性の場合は温灸を積極的に使って温めることも大切です。鍼灸治療においては炎症の起こっている部分、その腱の延長上の筋肉の部分などを中心に治療します。腱鞘炎を起こしている側の上腕、肩、首も凝っていることがありますので、自覚症状のあるところも併せて施術していきます。鍼灸治療の直後に効果が現れ、痛みがすぐ軽減することもあります。ステロイド剤などのお薬のように副作用の心配もないので、利用しやすいのも鍼灸のメリットです。病院で炎症止めや痛み止めなど使っても効果がない場合は鍼灸を試してみてはいかがでしょう。
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