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顔面神経麻痺
顔面神経麻痺とは

ある日突然顔の半分、あるいは一部分が思うように動かせなくなる状態のことをいいます。顔が曲がっていたり、まぶたが閉じられないので眼が乾燥して痛かったり、口が閉じられないため食べたものがこぼれてうまく食事ができなかったりします。その他には味がおかしい、ツバがでにくい、などの訴えも出てきます大勢の顔面神経麻痺の方は発症の1~2日前、耳の回りに痛みがあることが多くみられます。
多くの末梢性麻痺の原因はまだ不明です。考えられる可能性として局所浮腫(きょくしょふしゅ)、ウイルス感染、寒冷、末梢血管障害などがあります。いずれにしても、顔面神経麻痺は何らかの原因で顔面神経がはれると顔面神経が圧迫され麻痺が現れると考えられています。臨床で一番多く見られるのがベル麻痺です。また、顔面神経管の中の神経に帯状疱疹ウイルスを感染し、顔面神経麻痺となる場合があります。それをラムゼイ・ハント症候群と呼ばれています。この場合には耳介や外耳道に水泡を伴い、痛みがあることが一般的です。
鍼灸により麻痺した神経や顔面神経管を含めた周辺組織の血流を改善し、また自然治癒力を引き出して、麻痺の回復を促します。顔面神経麻痺は早期治療が大切です。麻痺の症状、や治療開始時期などによって、予後に大きく影響することがあります。一般的に発症して一週間前後から鍼灸施術するのがベストだと言われています。発症初期は病院と並行しての鍼灸施術が可能です。
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